29 Nov 【やらく人】全員が外国籍だからこそ、同じ苦労を分かち合える〜タイ出身ディベロッパーが八楽で初めて経験した、チームで働くこと〜
八楽で働く仲間、ヤラクゼンを使っていただいているお客様、パートナー企業の方々、など八楽およびヤラクゼンをとりまく「人」にフォーカスを当てながら八楽を紐解くシリーズ『やらく人』。今回は、開発チームのディベロッパー、ティタパに話を聞きました。
やらく人<VOL. 12>
八楽株式会社 開発チーム
チャジンダグル・ティタパ
出身都市:バンコク(タイ)
Q.八楽入社前はどんなお仕事をしていましたか。
タイで3年近く、友達が経営していた小さな会社でエンジニアとして働いていました。バンコクにある日本の企業や、日本とタイのビジネスマッチングを促進するNPO団体で働いていたこともあります。
Q.その時に日本とタイの働き方の違いを感じたことはありましたか?
基本的な考え方はそんなに変わらないと思うのですが、働き方という面では、日本人の方がより規則に厳しく、規律があるという印象です。八楽は典型的な日本の会社という感じがほとんどありませんが、当時働いていた会社は就労時間も長かったですし、上司が帰るまでは帰れないような雰囲気がありました。帰ろうと立ち上がると、上司からの視線を感じることもありました(笑)。タイだと、些細なミスは「大丈夫、大丈夫」といった受け止め方をすることが多いように思います。もちろん全員が規律正しいというわけではないと思いますが、きちんとしたルールがあるからこそ、日本が住みやすく安全な国なのだと思います。
Q.なぜ海外で、日本で働こうと思ったんですか。
外国で暮らしたことがなかったので、他の国で暮らしてみたいと思いました。コロナ禍に突入する前に日本には2回ほど訪れたことがあって、気候や空気の綺麗さが気に入りました。また、夜道を歩く際などの安全面や、交通の便などを考えた時に、タイに比べて日本は安心できる国だと思っていました。小さいころから日本の文化にもたくさん触れていて親しみがあったので、外国に住むと考えた時に、日本が選択肢にありました。八楽の求人を見て、以前翻訳業界で働いたことがあったので、非常に魅力的に感じました。コロナ禍だったので、1年間はタイから八楽の仕事をしていて、2022年にやっと日本に来ることができました。
Q:八楽で働いている中で、印象的な出来事はありましたか?
以前は小さな会社だったので開発者は一人という環境でしたが、八楽に入って初めてチームとして、他のメンバーと協力しながらコードを書くという経験をしました。共同作業に使うツールの使い方を覚える必要があり、最初は少し大変でした。ただ、それは3ヶ月もすると慣れましたが、日本に2年住んだ今もなお、日本語を話すことには難しさを感じています。知っている単語から簡単な会話を理解することはできますが、会話の中で文にして返答をすることはなかなか大変で、通訳をしてくれる人がいない日本語でのミーティングとかは、ちょっと難しいですね。
Q.八楽ではリモートワークが中心ですが、円滑に業務を進めるためにコミュニケーションで工夫していることはありますか。
仕事の性質上、常に人とコミュニケーションを取っていないといけないというわけではないので、基本はSlackでメッセージをやりとりしながら、文面だけで伝わりづらいことがあれば通話をするようにしています。週に1回マネージャーとの1on1ミーティングがあるので、わからないことがあればそこで聞くことができます。このほかにラフに話せるコーヒーブレイクミーティングもあったりするので、特にコミュニケーションで不満を感じたことはありません。
Q:開発のメンバーは全員が外国籍のスタッフです。八楽のカルチャーの一つでもある多様性は、ティタパさんにとってどのような影響がありますか?
職場における多様性は良い形で作用しているのではないかと思います。日本に来て部屋を借りる、文化に慣れる、といったような自分が経験している苦労を他のメンバーと共有して、分かち合えることを心強く感じています。
Q:ティタパさんにとって「働くモチベーション」はなんですか?
自分の仕事がユーザーにとって役に立っていることを実感できた時に達成感を抱きます。ユーザーの声を直接聞くことはなかなかないのですが、カスタマーサポートチーム経由でユーザーからのフィードバックを確認します。評価の良し悪しにかかわらず、ユーザーの意見を聞くことはモチベーションにつながります。アプリケーションがある時点で、もしくは何らかの形で役に立っていることを知ることができると、その人たちにとってさらに便利かつ簡単に使ってもらえるように開発したり、改善したりしていこうと思います。
Q八楽で働くことに興味を持っている人にメッセージはありますか。
八楽の人たちは皆フレンドリーで話しやすい、やりたいと手を挙げると自分から率先してプロジェクトやタスクを進めていくことができる環境があります。率先して物事を進めるのが好きな人、実践したいアイデアがある人、プロジェクトを主導したい人、自律しながら働きたい人にとっては良い環境だと思います。また、人数がそれほど多くないので、社内全員ののことを知ることができますし、皆とても温かく迎えてくれると思います。