【やらく人】ヤラクゼン開発チームは多様性の宝庫 ~南アフリカ人エンジニアからみた、八楽の魅力とは~

八楽で働く仲間、ヤラクゼンを使っていただいているお客様、パートナー企業の方々、など八楽およびヤラクゼンをとりまく「人」にフォーカスを当てながら八楽を紐解くシリーズ『やらく人』も第4弾に突入です。

今回は、八楽でエンジニアとして働くヴァーニック・バームガーテンさんにお話を伺いました。

やらく人<VOL4>
八楽株式会社 アプリケーション開発チーム
ヴァーニック・バームガーテン

 

YOUは何しに日本へ? ~ プログラミング x 日本語 = 八楽

 

Q: ヴァーニックさんは南アフリカの出身ですよね。ふるさとはどんなところですか?

南アフリカ共和国のパール市で生まれ、マルムズベリ―市で育ちました。ケープタウンから1時間ほどのところにある、田舎町です。南アフリカには公用語が11言語あるんですが、共通語は英語です。

来日するまでの21年間を生まれ故郷で過ごしました。気候がよくて、本当に暑い夏日のほかは一年中過ごしやすいところです。日本に来たときは、湿度が高くて、順応するのが大変でした!最近は慣れてきましたが、ほとんど屋内にいるせいかもしれません(笑)。

 

Q: 日本に興味をもったきっかけを教えてください。

小さい頃はテレビゲームが大好きで、遊んでいるうちに「どうやってゲームは作られているのかな?」と思い、プログラミングにも興味を持ちました。それで、ゲームクリエイターになりたいと思い、大学ではコンピューターサイエンスを専攻して、数学とプログラミングを学んだのです。

一方で、日本のアニメを観たことがきっかけで日本語に興味を持ち始め、YouTubeの日本語講座チャンネルで独学を始めたんですが、これがとても面白くて! 日本の事をどんどん調べていくうちに、アジアの文化や建築に以前から興味があったこともあって、日本に行ってみたいと思うようになりました。ちなみに、最初に観た日本の作品は、「君の名は。」でしたね。

 

 

Q: 八楽との出会いは?

2018年12月に南アフリカの大学を卒業した後は、フリーランスエンジニアとして地元企業向けにビジネスソフトウェアやアプリを作ったりしながら、オンラインで日本での職探しを始めました。八楽に興味を持ったのは、もともと言語が好きだったのもありますし、何よりもチームの国籍やメンバーが多様でダイナミックであり、誰もが楽しそうに裁量をもって働いている様子が伝わってきたからです。2019年3月から八楽で仕事を始め、同じ年の6月に来日しました。

八楽での働き方は本当に多様です。社員は日本在住とは限らず、私のいるアプリチームにはウクライナとUSA在住のメンバーがいますし、自然言語処理チームには、ブラジル、ドイツ、インド在住メンバーがいます。また、子育て中のお母さんも多数在籍しています。お互いに時間が合うように調整して協力しあうのが八楽スタイル。親が子どもとなるべく多くの時間を過ごすことができたり、海外からも働くことができる柔軟なワークルールは、とても素晴らしいと思います。

もちろんこの働き方には多くの課題もありますが、お互いに配慮し、コミュニケーションをうまく取ることで乗り越えています。例えば、時差の問題。地球の反対側にいる誰かに質問がある場合は終業時に送っておくことで、翌朝の始業までに答えをもらえます。また、私たちは開発プロセスのマイクロマネジメントはしません。互いのタスクをはっきりさせ、自分で作業を進めることができれば、それほど細かく管理せずともタスクを完了することができるのです。

 

八楽で日々体感するダイバーシティ ~ 国籍やリモートワークの壁を取り払うのはコミュニケーション

 

Q: 八楽での仕事内容は?

私はアプリケーション開発チームのフルスタックエンジニアです。バックエンド側のWebアプリケーションにはLaravelフレームワークを使い、フロントエンドではJavaScriptとTypeScriptで開発しています。私たちのチームはほぼ全員がフルスタックですね。フロントエンドからバックエンドまですべて担当しています。分業するやり方の方が日本では一般的かもしれませんが、変わってきていると思います。開発者としては、両サイドの視点で開発できる方が多くの学びがありますし、また、個人の担当業務範囲が広くなるので、開発を進めやすいと思います。

改善や開発リクエストがあれば、部署に関係なく誰でも開発チームへ依頼できます。基本的に開発者は優先度が高いリクエストから取り掛かりますが、難易度の高い業務を終えた後は、比較的簡単なリクエストを選ぶなど、自由に仕事を選ぶことが可能です。

 

Q: 仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか。

やはりタスクを完了したとき、特に難しく長期間にわたったタスクがようやく終わったときに達成感を感じますね。そして、八楽ではカスタマーサポートチームからすぐにフィードバックを得ることができるので、モチベーションに繋がっています。「『この新機能は素晴らしい!』とお客さんが喜んでいたよ」といった声を直接聞くことができると嬉しいものです。 ”I made his day better!” ‐ 私の開発したサービスが誰かの助けになるのはハッピーです!

 

Q: 日本で働くうえで苦労はありますか?

八楽は一般的な日本企業とは違い、スタッフの国籍が多様なので共通言語は英語です。外国人にとって最大の障壁は言語だと思いますが、その点は全く問題ありません。なので、日本で働くことの難しさは会社が理由ではなくて、言葉や生活に適応することだと思いますね。

ただ、南アフリカの代表的なBBQ料理「ブラーイ」が恋しいかな。東京で南アフリカ料理のレストランをまだ見つけられずにいるので、だいぶ違うけど焼肉で我慢しています(笑)

 

 

Q: 多様なメンバーでどのようにチームワークを発揮しているのですか?

世界各国から集まったメンバーがそれぞれ第二外国語で会話しているからこそ、誤解のない表現にしたり、お互いの意見をきちんと理解しようと努力することで、よいコミュニケーションが取れていると感じますね。

また、メンバーほぼ全員が違うバックグラウンドを持っています。学んできた分野や学歴は似ていますが、文化的な背景が違うので、1つの課題に対しても色々な解決法を思いつくことができるのが面白い。プログラミングなど開発スキルだけでなく、対人関係や時間管理の方法など、チームメンバーから学ぶことは沢山あります。意見交換も常にオープンで活発なので、コミュニケーションは非常によく取れていると思いますね。

 

ヤラクゼンも自分も進化中!

 

Q: 開発者の目線からみたヤラクゼンの良いところを教えてください。

ヤラクゼンは、強力なエンジンと多彩で便利な機能を搭載しながらも、画面がシンプルでユーザーフレンドリーにできています。そしてもっと内側の目線でいうと、開発者一人ひとりがこの開発に最善を尽くしていることを誇っています。私たちは、ただタスクを終わらせるために仕事をしているわけではなく、可能な限り問題を修正して常に高品質・高精度の機能を目指しています。だからこそヤラクゼンは良いツールとして進化し続けており、ユーザの翻訳にかける時間を大幅に短縮できていると自負していますね。

 

Q: 最後に、これからの目標を教えてください。

個人的には、もっと色々なことを学んで自分自身を向上させたい。これは八楽でなら実現可能だと思っています。開発スキルを向上させ、より難しいタスクに挑戦していくために、自分のコンフォートゾーンからどんどん出ていけるようになりたいです。元はゲーム開発をやりたいと思っていましたが、今はサービスアプリ制作の醍醐味も感じていて、もっと良いサービスを作っていきたいですね。